在宅ワークに書斎はいらない?|僕が自分の書斎をつくらない理由

在宅ワークやハイブリッドワークが当たり前になってから、「自宅に書斎をつくるべきかどうか」で迷う人は増えたように思います。

SNSを見れば、整ったデスクや美しい書斎の写真が並び、仕事をするなら、やはり“専用の場所”が必要なのではないかと感じることもあります。

ただ、僕自身は今のところ、自分の書斎をもっていませんし、これからも積極的につくる予定はありません。

それは決して、仕事環境にこだわりがないからでも、集中を軽視しているからでもありません。

むしろ逆で、今の働き方と生活を考えたときに、書斎をもたないという選択がいちばん自然だった、という感覚に近いです。

この記事では、僕がなぜ自分の書斎をもたないのか、その理由と背景を、ハイブリッドな働き方や日々の暮らしの中で感じていることを交えながら書いていきます。

もし今、書斎をつくるか迷っているなら、一つの考え方として読んでもらえたら嬉しいです。

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いつでもどこでも働ける状態を前提にしたい

僕の前提にあるのは、「いつでも、どこでも働ける状態をつくっておくこと」です。

出社する日もあれば、在宅で完結する日もある。カフェで作業することもあれば、移動中に考えをまとめることもある。

そんなハイブリッドな働き方をしていると、仕事をする場所を一つに固定してしまうことに、少しずつ違和感を覚えるようになりました。

もし自宅に立派な書斎があったら、仕事はその部屋に結びついてしまいます。

「あの部屋に行かないと仕事が始まらない」という感覚が、知らず知らずのうちに生まれる。

集中できる一方で、自由度は確実に下がっていく。僕はそこに、あまり魅力を感じませんでした。

ダイニングテーブルでも、リビングの片隅でもいい。極端な話、旅先のデスクでも構わない。

場所ではなく、状態で仕事ができるようになりたい。その思いが、書斎をもたない選択につながっています。

書斎をもたない一番の理由は、人との距離感

書斎をもたない理由として、よく「ハイブリッドワークだから」と説明しますが、正直に言うと、それ以上に大きな理由があります。

それは、家族や仕事仲間とのコミュニケーションを減らしたくなかった、ということです。

個室を設けると、どうしても壁ができます。

物理的な壁だけでなく、心理的な壁も。ドアを閉めれば、そこは自分だけの空間になります。

その安心感は確かに魅力的ですが、同時に、話しかけづらさや閉塞感も生まれやすくなります。

リビングで仕事をしていれば、家族の気配を感じられる。ちょっとした会話が自然に生まれる。

オンラインで仕事仲間と話すときも、閉じこもっている感覚が少ない。集中と孤立は違う。そのことを、書斎をつくらない生活の中で実感しています。

カバン一つで仕事が完結するようにする

書斎をもたない代わりに、意識していることがあります。それは、仕事に必要なものをできるだけカバン一つに集約することです。

特定の部屋にしかない道具を増やさない。家に置きっぱなしの仕事道具をつくらない。

ノートPCと最低限の周辺機器、そして充電環境。それだけあれば、ほとんどの仕事は回ります。

最初は少し不安もありましたが、実際にやってみると、「意外と足りる」という感覚のほうが強くなりました。

カバン一つで仕事ができる状態は、安心感にもつながります。今日は自宅、明日は外、週末は移動先。

どこで仕事をするにしても、同じ感覚で向き合える。この軽さは、書斎をもたないからこそ得られたものだと思っています。

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極論、旅先でも仕事ができるようになりたい

僕が目指しているのは、常に働き続けることではありません。

「旅先でも仕事ができるようになりたい」というのも、仕事漬けになりたいわけではなく、選択肢として“できる状態”をもっておきたい、という意味です。

今日は完全に休む。

今日は少しだけ作業する。

その判断を、場所に縛られずに下せることが大切だと思っています。書斎がなくても仕事が回る感覚は、特別な才能ではなく、日常の積み重ねでつくれるものです。

書斎は目的ではなく、手段の一つ

ここまで書いてきて思うのは、書斎はあくまで手段であって、目的ではないということです。

集中したい、効率よく働きたい、そのための選択肢の一つが書斎であって、それが唯一の正解ではありません。

場所に頼らなくても、仕事はできる。

むしろ、場所に縛られないほうが、働き方の幅は広がる。

僕にとっては、書斎をもたないという選択が、結果的にいちばん自由でした。

まずは、書斎をつくらない前提で考えてみる

もし今、「書斎をつくろうかどうか」で迷っているなら、いきなり部屋をつくる必要はないと思います。

まずは、今の家の中で、どこでも仕事ができるか試してみる。仕事道具を一度カバンにまとめてみる。

個室にこもらずに働いた日の感覚を観察してみる。

それだけでも、自分にとって何が必要で、何が不要なのかが、少しずつ見えてくるはずです。

書斎をもたないという選択は、逃げではなく、働き方を広げるための一歩。

僕はこれからも、自分の書斎を一つの部屋に閉じ込めることなく、持ち運び続けていくつもりです。

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