【転職のタイミングはいつ?】転職に対する考え方


「転職は、人生の転換」と考えている人が多い。
確かに、給料を上げたい、キャリアを変えたい、人間関係を変えたい、といった思考で過ごしていることは間違っていないし、終身雇用が崩壊している日本社会だからこそ転職市場は活発になったほうがいい。

最も大事なことは、転職を「目的」にするのでなく、自分が叶えたいことを実現するための「手段」として考えること。

僕自身、新卒の会社を早期退職、未経験業界への転職、会社都合による転職を経験をしてきた。
20代でこんなに仕事を経験している人は周りにそういない。

たくさん経験した中で「転職」に関してネガティブに捉えて行動するよりも「転職先で自分の市場価値は上がるか?」という意識のもとで動いた方が常に転職市場から求められることがわかってきた。

今回は転職を考えている人、転職したいけれど動き方がわからない人に向けてポイントを抑えて伝えたい。

転職におけるベストタイミングはどこか?

転職すべきベストタイミングをあげるとすれば、「いまの仕事が最高潮のタイミング」であるとき。

採用人事の人からすれば、ネガティブな理由で転職を考えている人よりも、いま脂が乗っている人の方が、一緒に働きたいと思えるはず。
いまの職場で成果が出せており、かつ仕事が楽しいと感じられる時こそ、転職のベストタイミング。

逆に転職してはいけないタイミングもある。
それは「いまの仕事がツラい、嫌になった」というタイミング。

仕事がツラい、今の仕事に嫌気がさして転職活動を始めると、「会社を辞めること」が目的となってしまう。
この転職を一度してしまうと、再び同じ動機で転職する「負のサイクル」に陥りやすくなる。

あくまでも転職は自分が実現したことをする「手段」として行動しよう。

転職で最も評価されるのは、考えた上での行動した経験値

「石の上にも三年」という言葉があるように、「とりあえず3年そこで働かないといけない」という言葉をよく聞く。これは自分の履歴書に傷がつくということが背景にあるから。

でも、僕は半年しか会社に在籍しなかったこともあるけれど、自分が行きたいと思った会社には転職できている。

大事なのは「在籍の長さ」ではなく「期間における中身」。

ツラい仕事を我慢、上司の言われたことだけ3年こなしてきた人が必ず高い能力がつくものではない。

在籍している間でいかに目の前のことに工夫して仕事ができるか。
常に転職市場から求められる能力や成果を追い求められる人でいられるように、いつでも出られる姿勢を保っておくことも大切。

まずは、自分の「市場価値」確認をすることから

上司の評価よりも「市場価値」軸をおく

多くの人は「自分は社内で評価されている。最悪でも今までと同じ仕事には就ける」と考えてしまいがち。

確かに評価や出世という部分では、年収を上げる王道ルート。

でも自分の「価値」は役職だけでは決まらない。
あくまでも「社内での役割」であって、社外に出れば肩書き以上に「自分の実力」を見られる。

もちろん社内評価を大事にするのは前提ではあるけれど、それだけを基準にすると“井の中の蛙”状態になってしまう。

働く上では「自分に対する市場からの評価」を重きにおいて考えてみよう。

4ステップではじめの一歩を踏み出そう

転職活動に悩んでいる人は、まず下の4ステップを踏んでみて欲しい。
これまで僕が実践してきて得たノウハウをまとめてみた。

自己分析をせずに転職サイトを閲覧して応募してしまうと、入社前後のギャップが生じてしまう。

まずは、客観的に自分をみてもらいながら自分の市場価値について考えてみよう。

①まずは、周りの人に相談してみる。

同僚、上司、家族、友人などに転職をしたいと考えていることを素直に話してみる。
話していく中で、本当に転職すべきかどうかだったり、周りが自分に対してどう評価しているのか客観的にわかるようになる。

②自己分析をする(一冊自己分析系の本を取り組んでみる)

泥臭いことかもしれないけど、僕が転職活動で最も時間をかけていたことは自己分析。
自分の性格や価値観、仕事に対する考え方、キャリアは本人にしかわからないし、自分と向き合う時間をとにかく作っていた。

書店に足を運んでみて自己分析系の本を一冊やってみることをおすすめしたい。

ちなみに僕が使っていた書籍は「絶対内定」。
新卒向けのことも書かれているけど、転職向けの人にも心に響くものがある。

③転職サイト3社に応募する

自分がどんな仕事だと自分が叶えたいことを実現できるか条件を絞ってみることができる。
もちろんすべて無料なので、登録は済ませておきたい。
いきなりは応募せずに、「こんな仕事があるんだ!」といった感覚で眺めてみよう。

おすすめの転職サイト

④転職エージェントにヒアリングしてもらう

転職サポートのプロの人と直接話せる転職エージェントサービスを活用しよう。
いまは電話やオンラインでのヒアリングが主流になっているので、気軽に話すこともできる。
自分のキャリアを伝えてアドバイスを受けられるので積極的に活用したい。

ただし、このサービスを始める前に必ず ②の自己分析を終えてからはじめてほしい。
自己分析が不足していると、ミスマッチに繋がりやすくなる。

このステップを踏んでみると、転職すべきかどうかがわかるようになる。
もちろん自分の意思での転職活動なので周りに左右されることなく行動して欲しいけど、自分の価値が人からどんな感じで見られてきたのかがはっきりわかる。
面倒くさがらず、コツコツ動いてみて欲しい。

僕が利用していた転職エージェントは、リクルートエージェント
担当の方の人柄もよく、親身に考えてくれていたので心強かった。

大切なのはスキルじゃなくて、目の前のことに一生懸命になること

転職に関する会社選びの軸でよく耳にするのは、「将来的にどの会社でも活躍できるスキルを身につけられる会社に行きたい」というフレーズ。

一見向上心があるようにみえるけど、実は受け身の姿勢になっているのではないかと自己分析を通して思う。

会社というのは、「学校」みたいに学びに行く場所ではない。
お金を生み出し、世の中を良くするための組織だ

そしてどこでも活躍できる人は、組織を成長させられる人。

スキルをもっていれば、その組織では評価はされるかもしれない。

でも働く上で一番大切なことは、「自分が成長させたい会社ってどこだろう?」という視点をもたなければ、いつまでも受け身の姿勢でしか組織にいることはできない。

いろんな会社で経験しながら成長して、どんな組織にいても会社を成長させられる人こそが「市場価値の高い人」なのではないだろうか。

まずは、「今置かれている立場で本当に会社を成長させられないか?」と考え直してみよう。

地道なことでも積み重ねこそが、信頼獲得や成果を出す近道だ。

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