
社会人になって数年が経ち、ようやく自分の時間の使い方や働き方を見直す機会が増えてきました。
その中で強く感じるのが、「ルーティンを持つことの大切さ」。
以前の僕はどちらかといえば気分に左右されやすく、決めたことを続けるのが苦手でした。
しかし、振り返ってみると学生時代から社会人になった今に至るまで、一貫して「ルーティンを持つことが自分を前に進める鍵だった」と気づくようになりました。
ここでは、僕がルーティンにこだわるようになった理由と、そこから学んだことについて書いていきたいと思います。

スポンサードリンク
学生時代の後悔。基礎を積み上げられなかった日々

僕がルーティンを意識するようになった原点は、学生時代の経験にあります。
学校の勉強や部活動に取り組むなかで、何事も「中途半端」で終わってしまった感覚が強く残っています。
特に部活動では、基礎を固める練習や、決められたタスクを淡々と積み重ねることが苦手でした。
周りが毎日同じ練習を繰り返し、少しずつ上達していく一方で、僕はその過程を飛ばして応用や派手な練習にばかり惹かれていました。
その結果、肝心な基礎が抜け落ちてしまい、試合では力を発揮できず悔しい思いをすることも多かったのです。
勉強においても同じでした。日々の積み重ねを大切にせず、「今日は気分が乗らないから明日やればいい」と後回しにしてしまい、テスト前になって一気に詰め込むようなやり方を繰り返していました。
短期的には何とか形になっても、長期的な力がつかないのは明らかで、今でも当時の自分に「コツコツと続けることの価値」を教えてあげたい気持ちがあります。
社会人になって気づいた時間管理の重要性
学生時代の後悔を抱えたまま社会人になり、最初の数年は仕事に追われる日々。
タスクをこなし、締切に追われ、気づけば1日が終わっている。そんな毎日の中で感じたのは、「時間の使い方こそが人生の質を決める」ということでした。
社会人になると、学生時代よりも自由に使える時間は限られています。
その中で、仕事だけでなくプライベートも充実させるためには、時間を自分でデザインする必要がある。つまり、公私の時間管理が自分の幸福度を大きく左右。
ここで僕の頭をよぎったのが、学生時代の失敗でした。
決めたことを続けられなかったあの頃の自分を繰り返さないために、社会人になってからは意識的に「ルーティン」を作り、それを守ることを始めました。
「続ける」「工夫する」「やり切る」

社会人としてルーティンを取り入れるうえで、僕が特に意識しているのは 「続ける」「工夫する」「やり切る」 の3つです。
まず「続ける」。どんなに小さなことでも、続けることに意味があります。
毎朝5分の読書でも、週に数回の軽い運動でも、続けることで積み重ねが力になります。
次に「工夫する」。ただ同じことを繰り返すだけでは飽きてしまうし、成長も頭打ちになります。
続ける中で改善点を探し、少しずつやり方を変えていくことで、ルーティンは新鮮さを保ちつつ進化していきます。
そして「やり切る」。中途半端に投げ出さず、まずは一度きちんとやり切ること。
これが自信につながり、次のチャレンジへの原動力になります。
この3つを意識することで、ルーティンは単なる「習慣」ではなく、自分を成長させる仕組みになると実感しています。
ルーティンを支える2つのポイント
ルーティンを定着させるには、ただ「やる」と決めるだけでは不十分です。僕自身が取り入れて効果を感じているポイントを2つ紹介します。
1. 朝を活用する

一日の中で最も集中力が高いのは朝です。夜はどうしても疲れや誘惑が多く、ルーティンを守るのが難しくなります。
だからこそ僕は、読書や勉強、軽い運動といったタスクは朝に回すようにしています。
朝にルーティンを済ませてしまうと、その日一日の満足感や達成感も高まり、ポジティブな気持ちでスタートできるのです。
2. タスク管理アプリを使う
ルーティンを可視化し、進捗を管理するためにタスク管理アプリを活用しています。
スマホやPCで簡単に確認できるので、忘れることが減り、習慣化が加速します。
チェックボックスに完了を記録するだけでも達成感が得られ、続けるモチベーションにつながります。
ルーティンは僕の未来をつくる

学生時代、中途半端な取り組みを繰り返した後悔から、僕は「ルーティンを持つことの大切さ」に気づきました。そして社会人になった今、その重要性をより強く実感しています。
ルーティンは単なる繰り返し作業ではなく、自分を支え、成長させる仕組みです。
時間をどう使うか、どんな行動を積み重ねるかが、これからの自分の人生を形づくっていきます。
だからこそ僕は、決めたことを「続ける」「工夫する」「やり切る」ことにこだわり続けたいと思います。
関連記事
▶リモートワークと朝活──働き方を整えるためのルーティン|monoblu./nomad-life.
