
2025年のAppleの最新はiPhone 17 Pro。
性能面では文句なしの完成度を誇りますが、実際に使ってみると「15 Proのほうが扱いやすい」と感じるユーザーも少なくありません。
スペックや機能が進化する一方で、「日常での使いやすさ」という視点では、むしろiPhone 15 Proがベストバランスなのではないか――そんな印象を受けます。
ここでは、iPhone 15 Pro・16 Pro・17 Proの特徴を整理しながら、実際の使い勝手の違い、そして今あえて15 Proを選ぶ理由を掘り下げてみたいと思います。

iPhone 15 Pro・16 Pro・17 Pro 比較表
項目 | iPhone 15 Pro | iPhone 16 Pro | iPhone 17 Pro |
---|---|---|---|
発売年 | 2023年秋 | 2024年秋 | 2025年秋 |
チップ | A17 Pro | A18 | A19 Pro |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ(Super Retina XDR) | 6.3インチ(Super Retina XDR) | 6.3インチ(ProMotion/超薄ベゼル) |
本体サイズ(縦×横×厚さ) | 約146.6 × 70.6 × 8.25mm | 約149.6 × 71.4 × 8.25mm | 約149.4 × 71.3 × 7.95mm |
重量 | 約187g | 約194g | 約200g前後 |
素材 | チタニウム+マットガラス | チタニウム+マットガラス | チタニウム+セラミックバック |
耐水性能 | IP68(水深6m・最大30分) | IP68(水深6m・最大30分) | IP68(水深6m・最大30分) |
接続端子 | USB-C(USB 3対応) | USB-C(USB 3対応) | USB-C(Thunderbolt対応) |
バッテリー持続 | 最大23時間(動画再生) | 最大26時間 | 最大28時間 |
Apple Intelligence対応 | 対応 | 対応 | 対応(フル機能対応) |
主な特徴 | 初のチタニウム採用/軽量化 | AI処理とカメラ強化/やや大型化 | 超薄ベゼル/AI最適化・発熱制御強化 |
定価(発売時) | 約159,800円〜 | 約169,800円〜 | 約179,800円〜 |
数字だけ見れば17 Proが圧倒的に最新かつ高性能ですが、15 Proが際立っているのは「軽さ」と「扱いやすさ」です。
手に取った瞬間に感じるバランスの良さ、サイズ感のちょうどよさは、むしろ近年のProシリーズの中でも抜きん出ています。
iPhone 15 Proはまだまだ現役

iPhone 15 Proは2023年秋に登場しました。登場からすでに2年近く経っていますが、性能・デザインともに完成度が高く、いまでも十分現役として使える1台です。
A17 Proチップは現行のA19 Proに比べても処理性能の差はわずか。SNS、写真編集、4K動画撮影、ゲームなどもストレスなく動作します。
特に動画編集アプリやRAW撮影など、クリエイティブ用途でも安定感があり、「もう2〜3年は買い替えなくても問題ない」と感じられるレベルです。
また、iPhone 15 ProからUSB-Cが採用されたことで周辺機器の互換性が大幅に向上。MacBookやiPadとの接続もスムーズになり、日常のデジタルライフが格段に快適になりました。
Apple Intelligenceにも対応
意外と見落とされがちですが、iPhone 15 ProはApple Intelligence(AI機能)に対応している点も大きな魅力です。
文章要約、通知整理、Siriの自然言語対応、生成ツールなど、AIを活用した機能が2025年に本格展開されつつあります。A17 Proチップ以降のモデルがこのAI基盤に対応しており、15 Proでも十分に体験可能です。
つまり「最新AIを使うために17 Proに買い替えなければならない」というわけではありません。15 Proでも、今後のソフトウェアアップデートでAI体験を楽しむことができます。
近年のProシリーズで最も軽量

持ち比べてみると分かりますが、iPhone 15 Proはここ数年のProシリーズで最も軽いモデルです。
- 15 Pro:187 g
- 16 Pro:194 g
- 17 Pro:約200 g
わずかな数字の差ですが、毎日使うスマートフォンではこの数グラムが大きな違いになります。
片手操作や長時間の撮影、ベッドで横になりながらの使用など、体感として15 Proの軽さは快適さに直結します。
Appleは17 Proでさらに多機能化を進めた結果、やや重量が増加。反面、15 Proは性能・軽量・質感のバランスが絶妙に取れており、まさに「持っていて心地よいPro」です。
チタニウムの質感と発熱の関係
iPhone 15 Proから採用されたチタニウム素材は、これまでのステンレススチールとは異なる質感をもたらしました。
マットで落ち着いた表面は、手に取るたびに金属の上品な冷たさを感じさせ、指紋が付きにくいのも特徴です。
チタンは軽くて丈夫。耐久性が高く、落下時のダメージにも強い素材ですが、一方で熱がこもりやすいという弱点もあります。
高負荷の処理(4K撮影や長時間のゲームなど)を行うと、背面が少し熱を帯びるのを感じるかもしれません。
ただ、これは17 Proでも本質的には同じ。むしろAppleは17 Proで放熱構造を工夫し、温度管理をソフトウェアで制御する方向に進化させています。
つまり、チタニウムという素材の特性と付き合うことが、今後のProシリーズでは前提になりそうです。
整備品・中古市場での注目度
2025年現在、iPhone 15 Proは整備済製品(Apple Certified Refurbished)やAmazonなどの大手ECサイトでお得に購入できる点も見逃せません。
Apple公式の整備済モデルはバッテリー・外装ともに新品同等に交換され、1年保証付きで販売されています。価格は新品よりも2〜3万円ほど安く、品質面でも安心。
Amazonでは「整備済み品」としてさらにリーズナブルな価格で出回っており、コンディションを選べば実質新品に近い状態で手に入ることもあります。
新品にこだわらず、高品質な15 Proを手頃な価格で入手できる今はチャンスと言えます。
今、15 Proを選ぶ理由
- 軽くて扱いやすい → 片手で操作できる快適さは15 Proが圧倒的。
- 性能が十分高い → 17 Proと比べても日常使用では差を感じにくい。
- Apple Intelligence対応 → 最新のAI体験が楽しめる。
- チタニウムの質感が美しい → デザイン的にも完成度が高い。
- 整備済製品で手に入れやすい価格帯 → コスパ重視の人にも最適。
iPhone 17 Proは確かに進化しています。しかし、「使いやすさ」「軽さ」「価格」の3点を総合的に見れば、iPhone 15 Proはいまでも非常に魅力的な選択肢です。
チタニウムの美しさと軽快な操作性、Apple Intelligence対応という十分な将来性を持ちながら、整備済みモデルで手に入るコストパフォーマンス――これらを考えると、2025年に“最も使いやすいPro”は15 Proかもしれません。

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