
前回の記事で「Apple Watch Ultra3に期待する4つのこと」を書きました。
その後Apple Watch Ultra 3 を手に入れてから、数日間じっくりと使い込みをしました。
これまで Series 10 を愛用してきた身として、Ultra 3 の存在感や使い心地はどうなのか。
そして、実際の生活でどんな変化をもたらしてくれるのか。
ここでは開封の瞬間から実際の装着、さらに細かい使い勝手までを写真とともにレビューしていきたいと思います。


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Appleらしい世界観が詰まったパッケージ

まずは開封。白を基調とした外箱にはシンプルに「WATCH」と刻印されており、Appleらしいミニマルなデザインが光ります。

箱を開くと、中には雄大な山々と荒々しい海を描いたモノクロのビジュアルが広がり、「冒険」や「挑戦」をイメージさせる演出が施されています。
Ultraシリーズが持つ“アウトドア志向”を一目で感じられるデザインで、開けた瞬間から気持ちが高ぶりましました。

さらに中には本体ケースの箱と、購入時に選んだバンドの箱が丁寧に収められています。
外装を開けるたびに細やかなこだわりを感じるのは、やはりApple製品ならではの体験です。
保護フィルムは反射防止タイプを選択

ディスプレイの大きさと鮮明さが魅力のUltra 3ですが、日常的に屋外で使うことを考えると画面保護は必須。
今回は反射防止フィルムを選び、貼り付けて使用しています。
これまでApple Watchシリーズには保護フィルムを貼り付けていませんでた。
というのもApple Watchの画面は側面が丸みを帯びているので貼り付けていたとしてもすぐに剥がれてしまうからです。
その面Ultraシリーズは画面がiPhone12シリーズ以降と同等のフラットなので剥がれにくいと思い、貼り付けてみることに。
このフィルムは反射を抑えるだけでなく、指紋防止やキズ防止、気泡が消えやすい仕様になっており、実用性は非常に高いです。
フィルムを貼ると多少の画質低下を覚悟していましたが、実際は思った以上にクリアで、文字やアイコンの視認性は十分。
むしろ直射日光下でも映り込みが減り、結果として見やすさが向上したと感じます。

バンドはMP2LのFKM mono Band ネイビーを装着

Apple Watch Ultra 3 には購入時に「オーシャンバンド」を選びましたが、今回は未開封のまま保管し、実際の使用にはMP2LのFKM mono Band(ネイビー)を装着。
このバンドは柔軟性のあるFKM(フッ素ゴム)素材を採用しており、耐久性と快適性を兼ね備えています。
肌触りはしっとりしていて汗や水にも強く、日常使いから軽いアクティビティまで安心して装着できるのが魅力です。

ネイビーの落ち着いた色合いは、フォーマルな場でも浮かず、カジュアルにも馴染む万能な印象を与えてくれます。
Series 10 と Ultra 3 の比較
項目 | Apple Watch Series 10 | Apple Watch Ultra 3 |
---|---|---|
ケースサイズ | 41mm / 45mm | 49mm |
ケース素材 | アルミニウム、ステンレススチール | チタニウム |
ディスプレイ | 常時点灯Retinaディスプレイ | 常時点灯Retinaディスプレイ(最大輝度3,000ニト) |
耐久性 | 50m耐水 | 100m耐水、MIL-STD 810H 準拠、IP6X耐塵 |
操作ボタン | デジタルクラウン+サイドボタン | デジタルクラウン+サイドボタン+アクションボタン |
バッテリー持ち | 最大18時間 | 最大42時間(低電力モードで最大72時間) |
充電 | 高速充電対応 | 高速充電対応 |
健康機能 | 心拍数、心電図、血中酸素、皮膚温度、睡眠 | 同様+ダイビング用深度計、アウトドア機能強化 |
GPS | 標準GPS | デュアル周波数GPS(高精度) |
重量 | 31g〜51.5g(素材・サイズによる) | 約61.4g |
対応バンド | 41mm/45mm用バンド | Ultra専用バンド(49mm) |
価格帯(国内) | 約6〜12万円 | 約13万円〜 |
ここで、これまで愛用してきた Apple Watch Series 10 と並べて比較してみました。


見てすぐに分かるのは本体サイズの違い。Ultra 3 の49mmケースは圧倒的に大きく、厚みもシリーズモデルよりしっかりしています。
一方で、側面のチタンケースはマットな質感で高級感があり、頑丈さを前面に出しながらも洗練された印象を与えます。
ディスプレイはUltra 3の方が広く、情報量が格段に増えています。
特に地図アプリや複雑なコンプリケーションを使うと、その違いは歴然。
Series 10 がコンパクトで軽快なモデルだとすれば、Ultra 3 は視認性と堅牢性を重視した“プロ仕様”という位置づけがしっくりきます。
装着感は、意外なほど違和感なし

Ultra 3 を手首に装着してみると、見た目の大きさに反して違和感はまったくありませんでした。
Series 10 よりも確かに存在感は増しますが、重さがうまく分散されているため、長時間の着用でも疲れを感じにくいです。
Series 10 は軽快さが魅力ですが、Ultra 3 はむしろ手首にしっかりと馴染む感覚があり、安定感が増したように感じます。
普段から少し大きめの時計をしている人であれば、すぐに馴染むはず。大きなディスプレイはファッションアイテムとしてのインパクトもあり、日常使いにも十分馴染みます。
画面の広さが生む新しい体験

Ultra 3 の大画面は、日常的に地図アプリを使う際に特に便利です。
道順や周囲のランドマークを確認するとき、Series 10 の画面ではやや窮屈さを感じていましたが、Ultra 3 ではひと目でより広い情報を得られます。
実際に街中でナビを使ってみると、道の分岐や曲がり角も大きな画面で把握でき、安心感がありました。
手首の小さな地図がここまで頼もしく感じられるのは、Ultra 3 ならではの体験です。
ディスプレイの見やすさはフィルム越しでも鮮明

反射防止フィルムを貼った状態でも、Ultra 3 のディスプレイは非常に鮮明です。
屋外での日差しの下でも、画面の明るさとコントラストがしっかりしているため、文字がつぶれたり見えにくくなったりすることはほとんどありませんでした。
むしろフィルムが光の映り込みを抑えてくれるため、視認性が増したとすら感じます。
Apple Watchの強力なディスプレイ性能と相性の良いフィルムを選べたことで、より快適に使えるようになりました。
最大42時間のバッテリー。でも実際の使用感は48時間レベル

今回、Series 10 から Ultra 3 へ乗り換えた最大の理由も、このバッテリー持ちでした。
Series 10 は日常使いで十分に便利でしたが、1日を通して常にバッテリー残量を気にしなければならず、仕事中や外出先で充電を挟むこともありました。
僕は睡眠トラッカーを使うのでApple Watchは寝ているときもつけています。
するとバッテリーが心許なくなったり、旅行や出張時にはモバイルバッテリーを欠かさず持ち歩いたりと、使い方次第でどうしても「充電をまめにする煩わしさ」がつきまとっていました。
Ultra 3 にしてからは、その心配が大幅に軽減されました。
特に長時間の外出や週末の小旅行などでは、1日中バッテリー残量を気にする必要がなく、安心して使えるのが大きな魅力です。
さらに低電力モードを併用すれば、より長時間の利用も可能で、実用性の幅がぐっと広がりました。
公式サイトでは最大42時間のバッテリー持ちと言われていますが、使用感的に常時点灯モードでも48時間は余裕でもちます。
乗り換えは大成功。新しい相棒に。

Apple Watch Ultra 3 は、Series 10 からの乗り換えでも明確に違いを感じられるモデルでした。
大画面による見やすさ、強力なバッテリー、高級感のあるデザイン。
そして反射防止フィルムやMP2Lバンドとの組み合わせで、日常からアクティブなシーンまで幅広く活躍してくれています。
「大きいから使いにくいのでは?」という懸念は、実際に装着してみるとすぐに払拭されました。
むしろサイズアップがもたらす利便性の方が大きく、安心感を持って日々を過ごせています。
Series 10 からの進化を考えると、薄さや軽さといった点ではまだ改善の余地がありそう。とはいうもののUltra 3 安心感は唯一無二。
バッテリー持ち、大きい腕時計が欲しい人にはぜひ手にしてもらいたいデバイスです。
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