
Apple Watchシリーズは毎年アップデートを遂げています。
その中でも2024年に発売されたApple Watch Series 10は、10周年という節目を迎えた記念的なモデル。
節目を迎えたという記念モデルということもあり、期待感が大きく、僕は発売日に購入。
この1年間、日常から仕事、旅やノマドライフのなかで欠かさず使い続けました。
最新の機能に期待していた部分もあれば、実際に使って初めてわかったこともあります。
この記事では、1年使ってみたからこそ語れるリアルな感想をまとめてみたいと思います。
【良かった点】
【気になった点】

常時点灯ディスプレイの進化

まず最も便利だと感じたのは「常時点灯ディスプレイ」。
Series 10では明るさや視認性がさらに改善され、外出先の強い日差しの下でもしっかり文字盤が見えるようになりました。
従来のモデルだと、角度によっては画面が見えづらく、手首を不自然に動かして点灯させることもありましたが、Series 10では自然に視線を落とすだけで十分。
時間確認はもちろん、通知や健康データを素早くチェックできる点は、生活のリズムを崩さない快適さにつながっています。
高速充電の存在が大きかった
もうひとつ、使っていてありがたみを感じたのが「高速充電」です。
Apple Watchは日々の充電が欠かせないデバイスですが、Series 10では充電速度が一段と速くなりました。
特に朝の忙しい時間や、夜寝る前に充電を忘れてしまった日には、この差が大きく効きます。
20〜30分ほどの短い充電で安心して1日を乗り切れるというのは、ノマド的なライフスタイルにとって非常に助かるポイントでした。
健康トラッカーの正確性

そして何より感動したのは「健康トラッキングの正確性」です。心拍数や睡眠、体温変化までしっかり記録されるのですが、特に役立ったのが体温センサーでした。
ある日、体調が優れないと感じていたところ、Apple Watchが微妙な体温上昇を検知してくれました。その後すぐに発熱が始まり、風邪だと判明。
早めに休む判断ができたのは、この正確なデータのおかげでした。
健康面での安心感をもたらしてくれるのは、Series 10の大きな魅力だと感じます。
バッテリー持ちは最低48時間は欲しい

一方で、不満に感じた点もいくつかあります。
それは「バッテリー持ち」です。公式では1日以上の駆動が可能とされていますが、実際の使い方ではやはり毎日充電が欠かせません。
個人的には最低でも48時間持ってほしいところ。
ノマドワークや旅行で移動が続く日には、充電の煩わしさがどうしてもストレスになります。
急速充電である程度カバーできるとはいえ、「充電を忘れても大丈夫!」という安心感までは届かないのが正直なところでした。
謳われた薄さは体感できなかった

発表時に注目された「薄型化」についても、毎日身につけている正直な感想を述べると「そこまで大きな変化は感じられなかった」というのが本音。
確かに数ミリ単位では従来より薄くなっているのですが、腕に装着した際の感覚としては大きな差はなし。
Appleの発表映像で見た印象ほどのインパクトはなく、「もう少し劇的な軽快さを期待していた」という気持ちが残りました。
これまでのモデルとの差が見えにくい

Series 10は10周年記念モデルという期待値の高さもあってか、「前モデルとの差が大きくない」と感じてしまいました。
もちろんディスプレイや充電速度、健康機能の改善はありがたいのですが、日常的な使用感としてはSeries 9やUltra 2と比べて圧倒的な違いがあるかと言われると微妙。
細かい進化の積み重ねがApple Watchの魅力であることは理解していますが、特別感を求めていた分、物足りなさが残ったのも事実です。
軽く、長く、より健康情報を届けてくれるデバイス

Apple Watch Series 10を1年間使ってみて、便利さと物足りなさの両方を実感しました。
常時点灯ディスプレイや高速充電、健康トラッカーは間違いなく生活を豊かにしてくれる機能であり、買ってよかったと感じさせてくれます。
一方で、バッテリー持ちや薄型化の実感不足、そして過去モデルとの差別化という点では改善の余地を感じました。
それでも僕にとってApple Watchは欠かせない存在であり、日々の健康や時間管理に欠かせない「相棒」であることは間違いありません。
今後の進化の方向性としては、より薄型化、バッテリー性能のさらなる強化、そして健康トラッキングの進化がメインテーマになりそうです。
特にiPhone 17 Airが驚くほどの薄さを実現したことを考えると、Apple Watchも同じように「軽く、長く、より多くの健康情報を届けてくれる」デバイスへと進化していくのではないかと思っています。
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