
「自分は飽き性だから続かない」
そう自覚している人は多いと思います。僕も昔から新しいことに飛びついては三日坊主で終わることが多く、中途半端でおわってしまうことも。けれど、そんな自分でも仕事や習慣をある程度は「続けられる」ようになったのは、やり方そのものを工夫したからです。
今回は、僕が普段の生活や仕事の中で意識している「5つの工夫」をまとめてみます。特に同じように飽き性で悩んでいる人にとって、少しでも参考になればうれしいです。

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タスクは細かく、短時間で終わるものから着手

まず大切にしているのは「タスクを小さく分ける」ことです。飽き性の人にとって大きな課題は、目の前のタスクが重すぎると気持ちが萎えてしまうこと。だからこそ、あえて小さな行動にまで分解します。
例えば、僕が使っている TickTick というタスク管理アプリでは、毎日必ずやる小さな習慣を「白湯を飲む」「5分瞑想」「10分読書」「メモ帳で思考整理」「軽い運動」など具体的なタスクに登録しています。一見すると当たり前すぎる行動ですが、これを完了チェックできると心理的に「今日も進んだ」と感じやすくなりました。
大きな仕事も同じで、資料作成なら「フォーマットをつくる」「スライドを3枚作る」といった単位にまで落とし込むことで、作業に着手するハードルがぐっと下がります。小さな成功体験を積み重ねることで、飽き性の僕でも続けやすくなりました。
当日の重要なことは午前中にほとんど片付ける

僕は基本的に午前中を「勝負の時間」と位置づけています。飽き性で集中力が持続しにくい自覚があるからこそ、一番頭が冴えている時間帯に大事なことを詰め込むようにしています。
具体的に、午前中に ミーティング や クライアントとの連絡、そして 文章や資料といったアウトプット作業 を終わらせます。午前中に大きなタスクを片付けられると、午後以降に気持ちの余裕が生まれるのもポイント。
逆に午後に重い作業を残してしまうと「やらなきゃ」と思いつつも気が散り、気づけば中途半端な状態で一日を終えてしまうことが多く。だからこそ午前中の数時間をフル活用して、1日の中で最も生産性を高めるように意識しています。
午後はインプットと軽めの作業にシフト

午後になると集中力はどうしても落ちます。脳も疲れ切っているタイミングです。そこで僕は「午後は重い作業はやらない」と割り切っています。その代わり、 インプット系の時間 にあてることが多いです。
例えば次回ミーティングの資料を準備したり、予定を整理したり、あるいは仕事に関連する記事や書籍を読むなど。午前中に出し切った頭を休ませながら、新しい情報を取り込むことでリフレッシュできます。
この切り替えが大事で、もし午後も午前と同じテンションでアウトプットを詰め込もうとすると、飽き性の自分はすぐに疲れてしまいます。あえて「午後は軽め」と決めているからこそ、結果的に毎日を続けられるのだと思います。
仮眠をルーティンに組み込む

お昼ご飯を食べたあと、僕はできるだけ 15分間の仮眠 を取ります。これを取り入れてから午後のパフォーマンスが大きく変わりました。
特におすすめなのが「コーヒーナップ」。仮眠前にコーヒーを一杯飲み、そのまま横になる方法です。カフェインが効いてくるのは摂取後15〜20分ほどなので、目覚めた頃にちょうど頭がスッキリします。
以前は「昼寝すると逆にだるくなる」と思っていましたが、短時間に限定することで午後の集中力が保てるようになりました。これも飽き性の僕にとっては重要な工夫で、午後をなんとか乗り切る支えになっています。
ポモドーロ・テクニックで集中を細切れに保つ

飽き性の最大の敵は「長時間の集中が続かないこと」です。これを解決してくれたのが ポモドーロ・テクニック でした。
具体的には「25分作業+5分休憩」を1セットとして繰り返す方法で、これをまたTickTickアプリの機能を使って実践しています。アプリが自動で時間を計ってくれるので、僕はただ流れに沿うだけ。
25分という区切りは絶妙で、「とりあえず25分だけやろう」と思えるのが大きなポイントです。しかも5分休憩を入れることで集中のリズムが生まれ、気づけば1時間半ほど作業を継続できていることもあります。
飽き性でも続けられる仕組みを作る

結局のところ、僕が実践していることは「仕組みで自分を助ける」ことに尽きます。タスクを細かくしてすぐ動けるようにし、午前中に大事なことを終わらせ、午後は気楽に切り替える。そこに仮眠やポモドーロを取り入れることで、集中の波をうまく利用しているだけというシンプルなルーティン。
飽き性であることを否定はしていません。むしろ自分の特性として受け入れ、その上で日々を設計する。そうすることで、続けられない自分でも少しずつ積み上げていけるようになりました。
もし同じように「飽きっぽくて続かない」と悩んでいる人がいたら、ここで紹介した5つの方法をひとつでも試してみてはいかがでしょうか?小さな変化が積み重なれば、気づけば続けられる自分に変わっているはずですよ。
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