
EDC(Every Day Carry)という言葉が広まり、
SNSやブログでは「持ち歩くアイテム」が数多く紹介されています。
しかし、実際にそれらをすべて使いこなせている人は、どれくらいいるんでしょうか。
僕自身も一時期、
「あると便利そう」「備えておいたほうが良さそう」
そんな理由でEDCを増やしていた時期がありました。
けれど、持ち物が増えるほどバッグは重くなり、探す時間が増え、選択肢が増えることで気持ちもどこか落ち着かない。
結果的に、毎日使うはずのEDCが“管理対象”になっていたのです。
そこから考え方を変えました。
EDCは「持っていること」ではなく、
“使い続けていけるどうか”で選ぶべきだと。
この記事では、
・EDCを増やさないための判断基準
・仕事と生活のストレスを減らすEDC選定
について、実体験ベースでまとめています。

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商品紹介はするけれど、「最新のものだけが正解」ではない

EDCの記事では、どうしても「新しい道具」が目立ちがちです。最新モデル、改良版、新色、新素材。
確かに進化している部分もありますし、参考になる情報も多い。
ただ、EDCという文脈においては、最新であることが、そのまま最適解になるとは限りません。
実際、日常的に使い続けている道具の中には、発売から時間が経っているものも多く含まれています。
例えば、AirPods Pro。僕は第1世代を6年以上使い続けています。なぜなら、壊れてもいないし、音質にも問題なく、使い勝手も安定しているからです。
EDCに必要なのは、「一番新しいこと」よりも「毎日ストレスなく使えること」。
商品紹介をする際も、新旧を並べて比較するのではなく、実際に使い続けているかどうかを基準にしています。
最新モデルが合う人もいれば、一世代前のほうが完成度が高いと感じる人もいる。
EDCはスペック表ではなく、使い続けられるかどうかで決める道具です。
だからこのブログでは、新しいものを無条件に勧めることはしません。
「いまも使っている」「これなら手放せない」そう感じられた道具だけを、EDCとして紹介しています。
EDCは「飽きない」「シンプル過ぎない」が正義

EDCを最小限に整えていくと、「とにかくシンプルに」「無駄を削ることが正解」と思われがちです。
ただ、実際に使い続けて感じたのは、シンプル過ぎるEDCは、意外と長続きしないということでした。
機能的には問題なくても、触ったときの質感や使うときの気分が伴わないと、少しずつ手に取らなくなっていきます。
EDCは毎日使うものだからこそ、「飽きない」という感覚がとても重要です。
一方で、装飾や主張が強すぎると、今度は持っていること自体が負担になります。
仕事や移動のリズムを乱してしまう道具は、どれだけ高性能でもEDCには向きません。
だから大切なのは、削りすぎず、盛りすぎないこと。
シンプルではあるけれど、使っていて気持ちが下がらない。毎日触れても違和感がなく、それでいて少しだけ満足感がある。
EDCに求めているのは、目立つことでも、所有欲を煽ることでもなく、「今日も自然に使えた」という感覚です。
飽きずに使い続けられること。そして、必要以上にシンプルにしすぎないこと。
そのバランスこそが、長く付き合えるEDCを作るポイントだと感じています。
EDCは「多機能」であり「好み」でもあるように決める

EDCを選ぶとき、つい「多機能かどうか」を基準にしがちです。確かに、ひとつで何役もこなせる道具は便利ですし、合理的。
ただ実際に使い続けて感じたのは、多機能であることが、必ずしも長く使える理由にはならないということでした。
どれだけ機能が揃っていても、手に取ったときに気分が上がらなかったり、見た目に違和感があったりすると、少しずつ使用頻度は下がっていきます。
逆に、機能は必要十分でも、デザインやカラー、質感が自分の好みに合っている道具は、自然と手に取る回数が増えます。
EDCは「便利だから持つ」よりも、「好きだから使い続ける」ほうが、結果的に使用頻度が高くなる。この感覚は、使い続けて初めて実感しました。
僕は、3年前に出たiPhone15Proを使い続けています。これには理由があって、前モデルの充電端子がLightningからUSB‐Cへ、サイドボタンのアクションボタンの追加等と他にも進化した点が多かった。
そして、デザインも好みのブルーカラーかつ高級感のあるチタニウム素材の採用で自分に刺さった端末だったのは長年使ってきて間違いないポイントでした。
好みに合った道具を選ぶことで、飽きて手放す機会が減り、買い替えや入れ替えも少なくなります。
EDCにおいて重要なのは、機能を詰め込むことではなく、自分の感覚に合うかどうか。多機能であるかどうかは、その次で十分です。
好みのデザインやカラーを選ぶことは、EDCを“続けられる形”にするための、現実的な判断基準だと感じています。
「使っていないEDC」が生まれてしまう理由
EDCが増えすぎる原因は、道具そのものではありません。判断軸が曖昧なことが最大の原因。
よくあるのは、
- 他人のEDCを見て真似する
- 「持っていたほうが良さそう」でつい追加する
- 一度も減らさず、結局足し算だけで構成してしまう
これでは、自分の生活に最適化されたEDCにはなりません。EDCは人によって正解が違います。在宅が多いのか、外出が多いのか。仕事は何をしているのか。どこで集中したいのか。
自分の生活動線を無視したEDCは、いずれ「重たいだけの荷物」になります。
本当に使っている道具だけを残す視点

EDCを見直すときに意識しているのは、明確なルールというより、いくつかの視点です。
まず、その道具がなくなったときに代わりになるものがあるかどうかを考えます。
スマートフォンで代替できるなら、専用の道具を無理に持ち歩く必要はありません。
EDCに残したいのは、日常の中で「これがないと困る」と感じるものだけです。
次に、その道具を使うまでの動作を思い浮かべます。取り出す、開く、設定するといった工程が多いほど、使う場面は減っていきます。
EDCとして残すのは、取り出してすぐ使えるもの。使うたびに意識を切り替えなくて済む道具は、自然と使用頻度が高くなります。
最後に、毎日のリズムを乱さないかどうかも重要です。
重さやかさばり具合、管理の手間は、知らないうちにストレスになります。
EDCは安心のために増やすものではなく、生活を静かに支える存在であるべきだと感じています。
EDCを固定しないという選択
もうひとつ大切なのは、EDCを「完成させよう」としないことです。
生活や仕事は変わります。それに合わせてEDCも変わるのが自然です。
僕は定期的に、
- 最近使っていないもの
- 持っていなくても困らなかったもの
を見直し、EDCから外します。足すよりも、引く。EDCは“更新”より“間引き”が重要です。
EDCは“使い続けているか”で決める

EDC選びで大切なのは、
- 多機能かどうか
- 流行っているかどうか
ではありません。今日も使ったか。明日も使うか。この問いにYESと答えられる道具だけを残すこと。
EDCは完成形を目指すものではなく、自分の生活に合わせて、静かに整えていくものです。
増やさないことで、軽くなる。減らすことで、自由になる。
そんなEDCの考え方が、あなたの毎日を少しだけ楽にしてくれれば幸いです。
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