
正社員として働きながら、副業を続ける。
この言葉だけを聞くと、どこか忙しそうで、ストイックな印象を持たれるかもしれません。
ですが実際には、“副業”という言葉は僕にとって「もう一つの自分の顔」そのもの。
会社の仕事とは別に、自分の意思で進めるもう一つの時間。
その時間があることで、仕事と人生のバランスが少しずつ整っています。

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正社員という「安心」と「制約」

正社員として働くことは、やはり大きな安心感があります。
安定した収入、社会的な信用、チームの一員として動く責任感。
どれも、長いキャリアを考えれば確かな価値があります。
その一方で、正社員という働き方は、
「自分の時間をどう使うか」への自由度が低いとも感じます。
決められた勤務時間。週5日というリズム。
そして、自分以外の誰かにスケジュールを預け、見られているという感覚。
それらは決して悪いことではありませんが、
「もっと自分の意思で動く時間を持ちたい」という気持ちは、
正社員生活を続ける中で少しずつ膨らんでいきました。
副業を始めたきっかけ

僕が副業を始めたのは、
収入を増やすためではなく、自分の時間を使って仲間と過ごし、やりたいことをとことんやるためでした。
正社員の仕事では、どうしても「組織」として動く場面が多くなります。
その中で、自分が何を感じ、何を表現したいのかが見えづらくなっていました。
副業は、そんな自分を取り戻す時間でした。
ブログを書くことも、写真を撮ることも、仲間と楽しむことも
すべて“自分のペースで決められる”という自由があります。
そして、続けるうちに気づきました。
「副業は収入のためではなく、“働くことの意味”を取り戻すためのもの」だということに。
両立の壁は、時間の使い方にあった

正社員としての仕事、副業としての活動。
両立をしてみて、最初にぶつかった壁は“時間”でした。
会社の業務が終わるのは夜。
そこから家事や食事を済ませ、副業に取りかかるのは21時を過ぎることもあります。
最初の頃は、睡眠時間を削ってまで作業をしていました。
しかし、長くは続きません。
疲れが積み重なると、創造力も落ちていきます。
そこで僕は、「時間を増やす」のではなく、「時間の質を変える」ことを意識しました。
働くリズムをつくること

副業を続けるうえで一番大切なのは、リズムをつくることだと思います。
僕は、以下のように1日の流れを分けるようにしました。
- 朝: 副業に関するアイデア出しや構成を考える時間
- 始業〜夕方: 正社員の仕事に集中する ※残業はせず定時で切り上げる
- 夜: 記事の執筆や編集など、クリエイティブな作業
こうすることで、どちらの仕事にも“集中の波”を生み出せるようになりました。
朝は静かに自分の思考を整え、夜は手を動かして形にする。
このルーティンができてから、副業が「義務」ではなく「習慣」になりました。
副業を支えてくれるツールと環境

両立には、環境とツールの力が欠かせません。
僕にとっての相棒は、MacBook Air・AirPods・AppleWatch・Notionの4アイテム。
- AppleWatch:天気、スケジュール管理、歩数計、ボイスメモ等の役割
- Notion:アイデアのメモや構成案をまとめる
- AirPods:ミーティング、BGM等
- MacBook Air:軽量で、どこでも仕事ができる頼れる存在。
そして、仕事場も固定しないようにしました。
自宅、カフェ、コワーキング、時には旅先のラウンジ。
働く場所を変えることが、思考のリセットにもつながります。
正社員×副業で見えた“自由”の本質

副業を続けていて気づいたのは、
「自由」とは“好きなことをすること”ではなく、
自分で選ぶことができる状態”のことだということです。
正社員としての仕事も、副業も、
どちらも“自分の意思で選んでいる”と感じられると、心が軽くなります。
会社に雇われている立場でも、時間の使い方、仕事の進め方、付き合う人を選ぶことで、
自分の中の自由度は確実に広がっていきます。
副業を続けるためのマインドセット

正社員としての責任と、副業としての挑戦。
両立する中で大事なのは、「続けることに完璧を求めない」ことです。
疲れた日は、何もしない日を作ってもいい。
成果が出ない時期があっても、焦らない。
続けるとは、無理をしないリズムを見つけることでもあります。
僕は、ブログを通して「継続が自己肯定感を育てる」ことを学びました。
たとえ1行でも、書き続けることで、自分の思考が少しずつ整理されていきます。
副業はもう一つの自分の姿
正社員として働く安定感と、副業で挑戦する自由。
この2つを両立させることで、働き方の幅が確実に広がります。
副業は“逃げ道”ではなく、“もう一つの自分の姿”です。
会社という枠の中だけでは見えなかった視点が、外の世界に出ることで広がっていきます。
自分の手で時間を動かすこと。
それが、副業の本当の価値だと思います。
働くことの意味を自分で定義し直す時代に、
副業は「自由を取り戻すための手段」として、これからもっと自然な選択になっていくはずです。
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