「MacBookはiPadにならない。iPadはMacBookの代わりにならない」話
KAORU(@myblu_41)です。これまでのmyblu.記事でiPad一台でブログを書くことについて書いていきました。現在ではMacBookで記事を書いてiPadでインプット端末と分けて作業をしています。iPad一台で身軽にどこでも作業がしたいという目的で運用してみたのですが、iPadでできることとMacBookでできることがまだまだ分かれている部分もありました。
「MacBookはiPadにならない。iPadはMacBookの代わりにならない」といわれることがあります。この言葉には、一見シンプルですが深い意味があると思っています。両者はどちらも高性能で魅力的です。しかし、それぞれの役割や使い方には明確な違いがあることがMacBookとiPad両方使ってきてわかりました。
今回は、「MacBookはiPadにならない。iPadはMacBookの代わりにならない」に関する内容について深堀りしていきます。
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【結論】それぞれの良さはあるがデバイスによってできる用途は限られる
iPadにもMacBookにも同じ機能があって使える用途が被る場面がある一方で両者それぞれでしかできない強みも持っています。
MacBookのみ | iPadのみ | 両方できる | |
特徴 | ・関数系ソフトや動画編集、画像編集など重い作業 | ・取り出してから使うまでのハードルが低く、どんな環境でもサッと取り出して使える機動力 ・コンテンツ消費には最高のデバイス ・手書きノートや絵を描きたい人にとってはApple Pencilが使える | ・ブラウザを用いた作業 ・文書作成やプレゼン作成 ・ZoomやSkypeなどのビデオチャット |
取り出してから使うまでのハードルが低く、どんな環境でもサッと取り出して使える機動力
iPadの大きなメリットの一つは、とにかく取り出してから使うまでのハードルが低いということです。Cellular版を購入していればなおのこと。どんな環境でもさっと取り出してすぐに使える機動力は他のデバイスと比べて圧倒的に強いデバイスといえます。
たとえば、電車の中やカフェなど、限られたスペースでも問題なく操作できるのがストレスフリーです。また、起動も迅速ですぐに作業にとりかかれる点も便利。この手軽さは、ちょっとしたメモ取りやアイデアの記録、急なメール対応など、日常のさまざまなシーンで大いに役立ちます。
コンテンツ消費には最高のデバイスであること
iPadはコンテンツ消費には最高のデバイスであると評価できます。その理由のひとつは、持ち運びやすさです。軽量でコンパクトなデザインは、いつでもどこでも気軽に持ち運ぶことができて通勤中や旅先でも快適に。また長時間もつバッテリーも大きなメリット。iPad mini6、iPadPro(M4)で10時間と一度の充電で映画やドラマ、読書、ゲームも途切れることなく続けられます。このように、iPadは携帯性とバッテリーの持ちのよさから、コンテンツ消費において最適なデバイスとなっていることがわかります。
手書きや絵を描きたい人にとってはApple Pencilが使える
iPadでしかできない最大のメリットは、Apple Pencilが使えるという点です。手書きや絵を描くことが好きな人にとって、魅力的な特徴です。Apple Pencilは、絵と鉛筆のような自然な書き心地を感じることができ、精細な線描きや微妙なニュアンスを表現することも可能です。ノートを取る際やイラストを描く際に、デジタルならではの編集や保存の便利さも◯。学習や仕事、趣味のどんな場面でもApple Pencilの使い勝手の良さがiPadの魅力を引き出してくれます。
iPadはパソコンにはならなかった
1年半ほどiPad一つでブログを書いてきました。ブログ「だけ」で作業に集中するのであればPCよりもむしろ快適に編集できるシーンがありました。ただ作業環境上で大量の文書編集や関数系ソフトなどマルチウィンドウで仕事をするときには、まだまだiPadOSではまかないきれません。そもそもiPadはタッチ操作を前提にデザインされていて直感的なインターフェースをもつのでブラウジングや手書きメモ、書籍を読むときに適しています。これに対し、MacBookはキーボードとトラックパッドの操作を基本としているので、関数入力や高度なソフトウェアの使用に向いています。たとえば、プログラミングや動画編集、大量の文書作成などの集中力を要する作業は、MacBookの物理キーボードとトラックパッドが欠かせないでしょう。
つまりはiPadは機動性と直感性で魅力的なデバイスである一方で、プロフェッショナルな作業環境としてはMacBookの代わりにはならないのです。
MacBookの手の届かないところはiPadはカバーしてくれる相棒というデバイスで運用
KAORUが思うMacBookとiPadの位置づけは、「MacBookで手の届かない利用に関してはiPadで補う」ということです。
MacBookは関数系ソフトや動画・画像編集ソフトなどプロフェッショナルツールとしては強い半面、大きさや重さを理由に持ち運びに不便なシーンがあります。ここでiPadがその役割を果たします。iPadは出先や旅行シーンで気軽に持ち運べます。またApple Pencilを使えば、手書きのメモやノート・スケッチのような作業もスムーズに行えます。MacBookを開くまでもないようなメール確認やウェブライティング、簡単なドキュメント編集も快適です。
日常のシーンによって組み合わせて使うことで、お互いが最大限の力を発揮してくるようなデバイスになっています。
KAORUが今後MacBookとiPadに求めること
KAORUがこれまでMacBookAir、iPad Proを使ってきて今後期待したいことを、主観的にはなりますがまとめました。
- Magic Keyboardを装着しても1kgを切るデバイス(MacBook12をイメージ)
- 関数系ソフトが操作しやすい環境を
- マルチタスクがしやすいようなベゼルレスを
iPhone5シリーズ、iPod、MacBook12など歴代デバイスは中古品でも愛されているデバイス。「小さくてミニマルなサイズ感のデバイスほど愛おしくなる」というのが一定数いるのではないでしょうか?KAORUはデバイス1台でしかもボディバッグに収まるようなものでどこでも作業がしたいというのが夢見ています。
トバログさん監修のHALFDAY PACKにiPadProを入れてブログを書くライフスタイルもとても楽しかったのですが、やはり重さとiPad OSがまだまだ追いついていないことが悔しかったですね。少しずつOSも進化していますし、今後のデバイスには期待していきたいと思います。
結局は、MacBook、iPad、iPhoneの三種の神器を持っているのが最強だった
MacBookとiPadはそれぞれの強みを持ちつつ、異なるニーズに応えるためのデバイスです。+αでiPhoneを揃えておけば出先で活躍することもできますよね。Apple製品の特徴ともいえることですが、Appleデバイス1台だけですべての仕事が完結できることって限りなく少ないと思ったほうが良いでしょう。先述したように、MacBookならマルチタスクと関数系・編集系ソフトを使うとき、iPadは手書きやドキュメント編集向き、iPhoneはもはや生活必需品。すべての作業ができそうで実はできないものが意外とあります。逆にいえば完全に手書きだけの仕事、編集系ソフトだけしか使わなければ、どれかのデバイスに絞っていくこはできますね。
いずれにしてもMacBook、iPad、iPhoneのAppleデバイス間の連携がしやすいという点では、できるだけ最小構成で持ち歩くことが一番快適です。みなさんも持っているデバイスについて見直していただける記事のきっかけになってくれると嬉しいです。